健康住宅
シックハウスシンドローム − 化学物質過敏症
建物起因する不快感や健康障害
新しい建物に移ってから頭が痛くなったり、目が赤くなったり、はきけがしたり、倦怠感、アトピー性皮膚炎、ジンマシン等が急にで
てくる一見原因が解りにくい健康障害。
その原因の一つに室内化学汚染がある。
健康住宅
@ 化学物質による室内汚染を低減させる。 建材、換気
A 生物による健康被害を低減させる。 カビ、ダニ、細菌
B 温熱湿度環境を快適にする。 高気密、高断熱、空調
室内化学物質汚染がなぜ危ないか?
汚染物質として問題になるのは、“有機化合物”(炭化水素)
反応性の高さと人体に取り込まれたときに体内にある物質と反応起こし様々な障害を引き起こす。そしてその物質の揮発性が問
題になる。 ・・・・・・シックハウス
アレルギー
抗原抗体反応
症状: 皮膚炎、喘息、花粉症
抗原: カビ、ダニ、食物、化学物質
化学物質過敏症
症状: 頭痛、不眠、下痢、視力障害、めまい、筋肉痛、不整脈、皮膚炎、喘息
環境ホルモン − 外因性内分泌錯乱物質(エストロゲン物質)(女性ホルモン)
内分泌器官から分泌されるホルモンの働きを錯乱する環境中の化学物質る
1997年7月環境公表内分泌錯乱物質作用を持つと疑われている物質約70種参照
室内化学物質汚染の改善方法
@ ベイクアウト
室内の温度を上げて一定時間保ち、その後換気する事で建材に含まれている化学物質を強制的に追い出す手法。一般に化学
物質は、高温になるほど揮発しやすくなるので、建材の残存する化学物質は少なくなる。
A 空気清浄機
従来の空気清浄機は、ハウスダスト、花粉等には有効でもさらに小さな分子量のガス体はなかなか除去することが難しかった。
最近不安定な物理吸着に頼らない機種がでてきている。
B 表面処理による方法
現在表面処理によってホルムアルデヒドの放散量が低減できると考えられているのは、
1. ホルマリンキャッチャー剤 − 内容成分が明らかにされていない。
2. セラックニス − ラックカイガラムシが分泌する成分を主原料とした塗料
3. 特殊塗料 − 最近塗料メーカーより発売。ホルムアルデヒドを吸着する。
C 吸着剤
木炭、活性炭などで効果を出すにはなるべく放出源の近くで、多く使うことと、密閉された空間で使うこと。すなわち押入、食器
棚などで使う場合は有効で、室内で使う場合はあまり効果は期待できない。
D 換気
最も簡単で、まず最初に行うべき事。換気扇を使用するときは、給気も考慮のこと。