2003年10月完成を目指して-RC2階建て壁式- H邸の始まりです。
この住宅は外断熱、パッシブソーラー、SI(スケルトンインフェルノ)の考え方が取り入れられています。
建設DATA
建設地: 愛知県西加茂郡三好町
規模 : RC2階建て壁式構造
2002年10月 H様から1通のE-mailをいただきました。
そこには「マイホームを建てるために建築家を探している」と書いてありました。
それからしばらくH様とE-mailのやり取りをし、
プランニングのお手伝いをすることになりました。
お話を伺い,現地を見、
11月に建築予算のシュミレーションと2つのプランをご提示しました。
plan-1 plan-2
そしてplan-1に決まり12月に設計契約です。
基本設計を行い、確認申請おり、実施設計も終わりいよいよ見積もり発注です。
2003年4月
施工する建築会社が決まりました。
見積もりは4社に参加をしていただき3月1日に設計説明、3月14日に提出していただきました。
最低見積もり金額と最高見積もり金額の差は400万ぐらい出ましたがその中で計画予算に合った1社に決定しました。
決定した建築会社と施主と設計事務所との3社の話し合いで契約の日、地鎮祭の日が決まりました。
いよいよH邸のスタートです。
2003年4月13日
地鎮祭です。
地鎮祭とは敷地の守護神を祭って神慮を和め,工事の無事、いつまでも土地建物が和らげて堅固、弥栄であることを祈願するものです。
当日はお天気もよく、無事滞りなく終えることができました。
この日は同時に施工店とお施主様とで近隣の方に工事のご挨拶もいたしました。
2003年4月29日
長い雨も上がりようやく地縄張り(建物の位置確認)です。
敷地に建物の形にロープを張り全体の位置確認です。
それぞれの境界からの寸法をチェックします。
基準となる位置からの建物の高さもチェックします。
2003年5月9,14日
まず外構の擁壁から造っていきます。
通常外構は後からですが,工事の材料置き場等土地の有効利用を考え先に施工です。
ただし工事中擁壁を傷つけないよう注意が必要です。
ちなみに擁壁にあいている穴は後からフェンスの親柱をつけるための物です。
2003年5月26日-6月6日
一番右の写真は基礎を作るための捨てコンです。この上に基礎を組み立てていきます。
中2枚の写真は基礎の配筋検査です。
鉄筋が図面どおり配筋されているかの検査です。
鉄筋の大きさ、寸法、ピッチ等スケールを当てながら見ていきます。
このとき同時にコンクリートと鉄筋に関しての報告書,ミルシート等もらいました。
一番右の写真は工事看板です。
2003年6月11日
基礎のコンクリート打ちです。
計画どおりのコンクリートを型枠の中に流し込みます。
2003年6月12日-20日
左-1:基礎型枠脱却 施工不良個所のないコンクリートでした。
左-2:掘り返した土の埋め戻しですが,掘り返してゆるくなっていますので,セメントを混ぜた地盤改良をしながらの埋め戻しです。
中:埋め戻しをし,砕石を敷き十分点圧をかけます。
右-2:ステコンのコンクリート打ちです。
右-1:ステコンの打ち終わりです。この上に土間コンの配筋をし,コンクリートを打ちます。
2003年7月1日-2日
左:土間配筋の配筋検査です。構造図に沿って配筋されているかのチェックです。
太さ、ピッチ、かぶり厚、定着長さ、結束等見ていきます。
中:土間コンクリートが打ちあがり荒均しです。
右:しっかり金ゴテ押さえも終わりきれいな面が出来上がりました。
2003年7月15日-24,25日
左:1階壁配筋施工中。壁の配筋が終わりましたら型枠の建てこみです。
左中:1階配筋検査中(壁は以前にチェック済)図面にそっての検査です。太さ、ピッチ、本数、かぶり厚さなど。
右中:1階のコンクリート打ち
右:外側は断熱材を貼リます。内側はコンクリート打放ですので特に気を使って打ちます。
2003年8月2日-8日
左1,2:1階のコンクリート打ちが終わり型枠をはずしたところです。
中右:2階の型枠立て込みです。
右:明日は台風なので足場のシートがたたんであります。少しだけ全体像が見えています。
2003年8月11日-26日
床の配筋が終わり設計事務所の検査も合格です。
18日2階のコンクリート打ちです。型枠の中に慎重に流し込んでいきます。
コンクリートが打ちあがり型枠をはずしたところです。
2003年9月4日-5日
木造屋根の施工です。2階の部屋の採光、通風用屋根です。
下から木の梁が良く見えます。
夏の日差しをカットするため計算により軒の出を深くしています。
中間検査の最中で隣地境界線からの距離を測っています。
木造屋根に瓦棒が葺かれました。
2003年9月27日
木造屋根部分に断熱材施工です。この断熱材はPET樹脂(ペットボトルリサイクル)t=100
グラスウール断熱材と違い断熱,吸音,施工性、リサイクルに勝れ何より安全性が高いのが特徴です。
屋根部分の外壁が貼られサッシもつきました。
外壁に外断熱を施工中です。これはドライビットアウサレーション湿式外断熱工法です。
現在はポリスチレンフォーム(EPS断熱材)を外壁に貼り付け中です。
2003年10月4日
内部階段に手摺がつきました。どんな色に塗るのかお楽しみです。
外壁の色、模様形状の確認です。
さっそく外壁に塗りはじめました。定規を当てて横に線を引きます。
2003年10月11日
屋上防水の準備です。
室内ではカーテンの打ち合わせです。どこにどのようなスタイルで何色にするかを検討しています。
シートが取れ外観が顔を出しました。世界にたった一つの住宅です。
2003年10月18日
システムオーダーキッチンがつきました。家具とあわせたシナ合板の扉です。
2階の壁ができてきました。これもシナ合板です。
外部は足場が外れました。
2003年11月1-8日
左上:システムオーダーキッチンの取っ手選びです。いろいろな取っ手を現場で合わせながらの選定です。
上中左:電気配線で分電盤が取り付く個所です。電話やインターネット関係もここです。
上中右:床材のコルクタイル施工中です。厚みは7mm。弾力,保温性がありとてもいい床材です。
上右:床暖房のパネル設置中です。吹き抜け個所には必要ですね。
下左:駐車場のコンクリート打ち準備です。丸い穴はH型に配置。
下中左:木部に塗装中です。
下中右:この住宅はオール電化で,空気でお湯を沸かします。その室外機とタンクです。
下右:門回りができました。
いよいよ来週は完成引渡しです。REALTIMEはここで終わりです。完成写真は「WORKS」でどうぞ。